スソガになってしまう性病について

医師のイメージ  このページで紹介しているSTD(性病)が全てではありませんが、主な4種類を紹介したいと思います。STD(性病)が原因でスソガが発生しているのであれば、ほとんどの場合でこの4種のどれかが原因だと思います。

  • 膣カンジダ
  • 淋菌感染症
  • クラミジア感染症
  • 膣トリコモナス症

 いずれにせよ、病院で検査してもらい、その治療薬を処方してもらい、治療を開始することが大事です。

膣カンジダについて

 カンジダは実は健康な人も持っているものなので、風邪、ストレス、疲労などで一時的に免疫機能が低下したときに発症してしまう病気の1つです。女性の5人に1人が発症経験のある病気なので、誰にでも起こりうる可能性のある病気です。

膣カンジダの症状

 膣カンジダの主な症状として、

  • 膣やその周辺のかゆみ
  • 白いカス、酒粕のようなオリモノ
  • ヒリヒリした刺激のある感覚
  • おしっこの際の痛み
  • SEX時の痛み

 などがあります。膣カンジダは上でも紹介したように健康な人も持っているものなので、必ずしもSEXが原因という疾患ではありません。また、男性があまりかかる疾患ではありませんが、絶対に男性がならない病気というわけではありませんので、男女ともに注意が必要な疾患ではあります。

膣カンジダの治療薬
フルコナゾール(ジフルカン)

 通常、成人の膣カンジダにはフルコナゾール(ジフルカン)のという真菌剤(カプセル剤)を1日1回150mg服用します。4日~1週間程度服薬を続け、その効果判定をしながら経過を観察していきます。

 もちろん、フルコナゾール(ジフルカン)以外にも腟錠や腟坐剤、塗り薬といった形態の治療薬もありますので、膣カンジダだからといって必ずフルコナゾールが処方されるわけではありません。主治医の指示に従ってしっかり服薬することが大切です。

淋菌感染症について

 淋菌感染症は、主に男性の多いSTD(性病)と言われていますが、女性がならないというものではありません。一般にオーラルセックスからの感染が多いもので、男性は膿や激痛で気付くのですが、女性は無症状の場合もある感染症です。

淋菌感染症の症状

 女性の場合は無症状であることも多い感染症ですが、一般に以下のような症状が出ます。

  • 不正出血が起こる
  • オリモノの増加、悪臭
  • 下腹部の痛み、重く感じる
  • SEX時の痛み

 代表的なものは以上のようなものです。ただ、何度も書きますが、女性の多くは症状が出ないとも言われています。無症状のまま放置しておくと尿道炎も併発するようなことにも発展します。

 ちなみに性器ではなく、咽頭にも感染するSTD(性病)です。喉の腫れや痛み、発熱など咽頭炎のような症状が出ます。

淋菌感染症の治療薬

 淋菌は耐性菌がかなり多くなってきているので、内服薬による治療ではどの抗生剤が効果があるのかわかりにくくなってきています。その昔はレボフロキサシン(クラビット)やミノサイクリン(ミノマイシン)などの治療薬が有効だったのですが、耐性菌が登場し、次にアジスロマイシン(ジスロマック)というお薬へと変わってきました。しかし、これもまた耐性菌が登場してきていて、なかなか効果的な内服薬がなくなってきているのが現状です。

 ですので、近年では内服薬による治療よりも点滴による治療が一般的になってきています。

スペクチノマイシン(トロビシン)
  • スペクチノマイシン(トロビシン)2g
  • セフトリアキソンNa(ロセフィン)1.0g

 以上のいずれかを1回点滴するという治療法が、日本性感染症学会の治療ガイドラインに掲載されていますし、実際の現場でもこの治療法が一般的かと思います。

クラミジア感染症について

 クラミジア感染症も、上で紹介した淋菌感染症と似ており、症状がわかりにくく気付きにくい感染症の1つです。放置しておくことで不妊症になるなどという話を聞いたことがある人もいるのではないでしょうか??とはいえ、しっかり治療すれば怖い病気ではありませんよ。

クラミジア感染症の症状

 クラミジア感染症も症状を感じにくい感染症の1つなのですが、

  • 白い感じのオリモノが増加、悪臭
  • 生理痛がひどくなる
  • 不正出血が起こる
  • SEX時に痛みを感じる

 などがあげられます。とはいえ、特にこれといった症状を感じないままというケースもあります。これといった症状を感じにくいということは、気づかないままパートナーへとうつしてしまうこともあるということです。ご注意ください。

 また、淋菌と同じく性器ではなく、咽頭にも感染するSTD(性病)です。喉の腫れや痛み、発熱など咽頭炎のような症状が出ます(出ないままのケースもある)。

クラミジア感染症の治療薬
アジスロマイシン(ジスロマック)

 通常、クラミジア感染症に対しては、アジスロマイシン(ジスロマック)が処方されることが多いです。少し前までアジスロマイシン(ジスロマック)は淋菌感染症にも効果的だったので、両方を叩ける抗生物質として君臨していました。

 ただ、現在では淋菌がアジスロマイシン(ジスロマック)耐性となってしまい、効きが弱くなっています。

膣トリコモナス症について

 膣トリコモナス症は原虫が性器内に入り込むことにより炎症を起こす病気です。性行為により感染が主なものになりますが、それ以外にお風呂、タオルの共用、トイレの便器などを経由して感染することもある病気です。

膣トリコモナス症の症状

 他のSTD(性病)と比べると特徴的な症状があるのですが、無症状のケースも半数近くあるとも報告されていますので、無症状だから安心というものでもありません。

  • 膣やその周辺のかゆみ
  • 褐色のオリモノの増加、悪臭
  • ヒリヒリした刺激のある感覚

 とはいえ、これだけの症状ではないこともありますし、特にこれといった症状を感じないまま自然治癒しているようなケースもあります。

膣トリコモナス症の治療薬
メトロニダゾール(フラジール)

 通常、トリコモナス症にはメトロニダゾール(フラジール)の内服治療が開始されます。1日2回、1回1錠(250mg)を10日間服薬します。トリコモナス原虫がいなくなれば、それに伴う不快な症状もスソガもなくなります。

 また、メトロニダゾール(フラジール)には内服薬だけでなく、膣錠もありますので、どちらが処方されるのかは主治医の判断となります。

それ以外にもあります

細菌性膣炎について

細菌のイメージ

 健康な状態であれば、膣内は乳酸菌によって守られているのですが、疲れやストレス長時間のナプキン・タンポンの使用による不衛生環境過度なSEXビデの過剰な洗浄などで環境が乱れると乳酸菌以外の細菌が繁殖してしまいます。この状態が進行し、炎症を起こしてしまった状態のことを細菌性膣炎と呼びます。膣内の環境が乱れていますので、カンジダやクラミジアといった他の性感染症にもかかりやすくなってしまいます。

細菌性膣炎の症状

 細菌性膣炎は特にこれといった症状はなく、他のSTDと併発して起こっていることもあります。一般に以下のような症状が出ます。

  • 膣やその周辺のかゆみ
  • オリモノの増加、悪臭
  • ヒリヒリした刺激のある感覚

 とはいえ、これだけの症状ではないこともありますし、特にこれといった症状を感じないまま自然治癒しているようなケースもあります。

細菌性膣炎の治療薬

 通常、抗生物質を服用することで治療が進みます。どの抗生剤が処方されるかは主治医の判断により、どの抗生剤とも言えません。ただ、抗生物質をきちんと服用して治癒しないのであれば、細菌性膣炎以外の疾患を疑いますので、医師の指示通りの服用でも症状が改善されない場合は再度の診察が必要となります。

病院へ行きましょう!

病院の診察券

 基本的にこのページで紹介しているSTD(性病)によるスソガに関しては病気が治ればスソガも治るものです。さっさと病院へ受診し、治療薬を処方してもらうことが最善の方法になります。

 忙しくて病院に行けない・・・そんなときはネットで診断検査キットを買って自分で調べるのがオススメです!!というサイトがたくさんあり、それも1つの方法ですが、結局のところ、検査キットで性病だと分かってから病院へ行くのは治療が後手後手になるので、当サイトではオススメしておりません

それでも検査キットが欲しい方へ

 当サイトでは積極的にオススメしていないものですが、人によってはどうしても必要な方がいらっしゃるかもしれませんので、一応紹介しておきます。性病検査キットもいくつかの販売サイトがありますが、株式会社ふじメディカルの4項目セットがちょうど良いですね。

  • カンジダ
  • クラミジア
  • 淋菌
  • トリコモナス

 の4種類を検査することができるキットになります。もしこれ以外のHIVや梅毒なんかもチェックしたいのであれば、6項目セットなどもありますので、気になる疾患が含まれている検査キットを買うと良いでしょう^^

 4項目セットはこちら 
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